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ダイエットと運動前回の『フィットネスクラブ肥満症』で,運動を過信しないようにと注意しました。今回は,「それでも運動はダイエットに欠かせない」というお話です。まず,問題を出します。 運動をしないでカロリー摂取量を減らすと,[筋肉と脂肪]先に減るのはどちらでしょうか? 「筋肉の方」・・・・ 正解です! 筋肉がなくて脂肪だけが体につくと,かっこ悪いだけでなく,体が省エネタイプになってしまうという欠点があります。自動車なら省エネタイプは大歓迎ですが体の省エネタイプは困ります。省エネタイプになると,同じ量を食べても省エネの分のカロリーが余ってしまい,余ったカロリーは脂肪になってしまうのです。言い換えれば,運動は基礎代謝を下げないために必要なのです・・・・では,詳しく説明していきましょう。 「基礎代謝」とは,何もしないでじっとしているだけ,つまり生きているだけで消費するカロリー量のことです。基礎代謝を高いレベルに保てば,それだけカロリーオーバーになる危険が減るし,仮にオーバーしても,その幅が小さくなります。筋肉は,何もしなくても,存在しているだけでカロリーを消費します。脂肪組織は,それ自体ではほとんどカロリーを使いません。そのため,筋肉の多い人は基礎代謝が高くなり,筋肉の少ない人は基礎代謝が低くなります。 基礎代謝を高いレベルに保つには筋肉を維持しなければなりません。筋肉は体を動かさないと減ってしまいます。つまり運動は筋肉を維持するために必要なのです。運動そのもので消費するカロリーは前回も説明したように微々たるものですが,運動によって維持される筋肉がふだん(運動しない時も)消費するカロリーはかなりのものです。これがダイエットのために運動する目的です。 筋肉を維持するためには激しい運動は必要ありません。駅まで自転車を使わずに歩くとか(できれば速足で),駅でエスカレーターを使わずに階段を上がるとか,毎日ちょっと離れたスーパーに歩いて買い物にでかけるなど(余計な食べ物は買わないこと),ふだんの生活の中でできる程度の運動でかまいません。むしろ,ふだん運動しないでいて,たまに激しい運動する方がかえって危険です。フィットネスクラブ肥満症の原因になるかもしれません。 |
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