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感染症とSTDSTD(Sexually Transmitted Diseases:性行為感染症)とは,セックスでうつる病気のことです。 一番有名なのは何と言ってもAIDS(エイズ),それから昔ながらの「性病」である梅毒,淋病,その他,ヘルペス,クラミジア,B型肝炎など,いろいろあります。 STDの話をする前に,感染症の話をごく簡単に。感染症とは,ウイルスや細菌(俗に言うバイキン)などの病原体がヒトの体の中に侵入して起きる病気です。どこから侵入するか?それは,体の内部が外の世界に開いている部分です。たとえば呼吸器。外の空気は鼻から入って,気管・気管支・肺の奥にまで届くから,空気中にただよっている病原体も肺の奥にまで入り込みます。それから消化器。食べ物にくっついた病原体は口から胃腸まで入り込みます。そして,皮膚。もろ,外に面しているから,いくらでも病原体が入って来そう・・・・。ではありません。健全で傷のない皮膚は完璧なバリアで,ウイルスも細菌も寄せ付けません。ただし皮膚が傷ついて破れると,そこから病原体が入り込みます。 ここでやっと本題に入ります。STDで病気がうつるのは,自分の傷のある皮膚から,相手の傷のある皮膚に病原体が文字通り「移る」からです。「わたしの皮膚のどこに傷があるの?・・・・」あると言うより「傷ができる」と言う方が正確です。セックスしている間,ペニスと膣あるいは肛門の粘膜が触れ合い,こすれ合うため,目に見えない傷がたくさんできます。ここから病原体が移るんです。 であれば,予防は簡単なはずです。粘膜と粘膜が触れ合わないようにすればいい。 つまりコンドームを使うことです。 コンドームは避妊の道具としては最高ではありませんが(ピルの方が優れもの),STD予防には一番です。 もし,相手を本当に愛している,大切に思っているなら,そして自分が病気をもっていないと断言できないなら,愛する人に病気をうつさないためにコンドームを使ってください。どうしても使いたくないなら,定期的に検査を受け,万が一病気が見つかったら完全に治療して,病気をもっていないと断言できる状態にしましょう。愛のモラルです。 最後にちょっと怖い話。いくつかのSTD(特に淋病)はオーラルセックスでもうつります。だから,本当を言えば,コンドームは挿入する前でなく,セックスを始める時に着けるものなのです。「そんなの味気ない」と言うなら,繰り返しますが,定期的に検査を受け,病気が見つかったら完全に治療してください。愛する相手への責任です。 |
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