![]() |
||||||||
会社概要 |
||||||||
|
HOME>>メンタルヘルス最前線>>躁うつ病とは 第12回 躁うつ病とは パート2さて前回は躁うつ病とはどんな病気かについてお話しました。躁うつ病は気分がハイになる“躁状態”と、逆に気分が落ち込んで何もしたくなくなる“うつ状態”が交互にやってくる病気でした。
では躁うつ病の治療はいったいどうしたらよいのでしょうか? 一般的にうつ病に使うお薬は気分をあげて元気にしてくれます。しかし躁うつ病では気分がハイになりすぎてしまう危険があります。そのため気分安定薬というものを使います。これはその名のとおり気分の波を和らげ安定させるのです。つまり、気分がハイのときは気分をしずめる方向に働き、逆に気分が落ち込んでいるときは、気分をあげる方向にはたらくのです。便利なお薬ですね。代表的な気分安定薬にリチウムがあります。これは金属のリチウム(Li)のことです。 もともとリチウムは痛風といった体の病気の治療に使われていたみたいです。しかしリチウムをたくさん服用しすぎてリチウム中毒という危険な状態になってしまう患者さんもいて、使用が一時期禁止されていました。それが20世紀の中ごろになって、リチウムには精神を安定させる働きがあることが発見され、その効果がみとめられたのです。大変重宝している薬です。精神科医師も好んで使う人が多いのではないかと思います。しかし危険なのは量をまちがえると、リチウム中毒といって、手がふるえたり、けいれんをおこす症状がでることがあります。使う時には医師とよく話し合ってつかいましょう。 他には抗てんかん薬といって、てんかんという病気に使う薬も躁うつ病にきくことがわかっています。バルプロ酸などがあります。リチウムとちがって、副作用がマイルドなため、高齢者にも使いやすいものです。しかし私個人的にはリチウムの方が効果が強い印象です。 うつ状態モードがひどいときに一時的に抗うつ薬をつかうことがあります。最近は内科のクリニックでも抗うつ薬を使う先生が多くなり、大変身近なものになってきました。しかしこの病気に使うときは気をつけなくてはいけません。躁状態になってしまうこともあるからです。またラピッドサイクラーという非常に大変な状態にしてしまうこともあります。これは躁とうつが急速に交代して出現する状態です。患者さんのくるしみも大変だし、周りの家族も大変です。うつの薬は十分気をつけて使わなくてはいけません。 一旦症状が落ち着いても服薬を自分でやめてしまってはいけません。この病気は再発しやすいのです。再発すると大変で下手をすると再度入院が必要になってきます。何年、何十年と長期間服用しなくてはいけないのです。 原因はいまだわかっていません。しかし双子の一方がこの病気だと、もう一方もこの病気にかかりやすいことがわかっています。遺伝子が関係していることがわかっているのです。いくつかの遺伝子がわかっていますが、ひとつだけでなく、たくさんの遺伝子が複雑に関係しているのです。また脳の画像でしらべてみると、前頭葉とよばれる頭の前の部分が萎縮していることがわかってきました。原因はわかっていません。 驚くべきはリチウムにはこの脳の萎縮を改善させる働きがあることが最近の研究でわかってきました。ふしぎですね。金属であるリチウムが脳の細胞を保護するのではないかと言われているのです。 躁うつ病に関する研究は今も進行中で、近い将来もっといろいろなことがわかってくるでしょう。そのときはまた皆さんにレポートします。 堀江賢治
お買い物ページはこちら!↓
|
![]() 全国送料無料! ![]() ご注文は お電話でもどうぞ! |
||||||||||||||||
|
| HOME | Privacy Policy | 免責事項 | 会社概要(特定商取引法に基づく表記) | 画像・文章を含む当サイトコンテンツの無断使用はお断りいたします。 (C)2005-2007 くすりUSA.com All rights reserved. |
||||||||||||||||||