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HOME>>メンタルヘルス最前線>>瞑想とは 第10回瞑想とは皆さんは『瞑想』と聞いてどんなイメージを思い浮かべますか? 多くの方は座ったまま目をつぶりじっとしている修行者か何かを想像されるのではないでしょうか。瞑想とはそのとおり、目をつぶり一定時間じっと座り続けるリラクセーション法です。大変優れた方法でとくに現在欧米ではひろくリラクセーション法として用いられています。私がすんでいるアメリカでも実に多くの人が瞑想を実践しています。もともとは東洋のものでインドのヨガや仏教の禅などにその起源があります。古来より瞑想はさまざまな目的でおこなわれてきました。健康によいことは昔からしられていましたが、特に悟りを得る方法のひとつとして多くの修行者に実践されてきたのです。 ▼瞑想のやり方具体的な方法はきわめてシンプルです。じっと目を閉じたまま一定時間座り続けるのです。椅子にすわって行っても構いません。頭の上から順番に力を抜いていきます。頭、顔、肩、胸、腕と順番に力を抜いていくのです。そして丹田とよばれる下腹部に意識を集中するのです。時間は一回に30分程度で慣れてきたらもう少し長くおこなっても構いません。一日に2回起床時と寝る前におこなうのが良いとされています。初心者の方は最初じっと座り続けるのが苦痛かもしれません。私も瞑想は日ごろから実践していますが、最初は20分もじっとしているのが苦痛でした。しかし今では1時間も平気です。非常に心地よくなりそのまま眠ってしまうほどです。朝の目覚めも違います。自分で実験しましたが、瞑想した日としない日を比べたところ、明らかに行った日のほうが熟睡できます。瞑想状態は脳波でもα波という非常にリラックスしたときにでる波形を示します。普段日中活動したり、いろいろ考え事などしているときはβ波という波形をしめします。脳が忙しく活動していることをあらわしています。つまり瞑想は脳を非常にリラックスした状態にするのです。 ▼不安や欝、不眠症にも効果がある!?瞑想は不安やうつも改善させるといわれています。実際いくつかの論文でその効果がしめされています。瞑想を数ヶ月続けた人達とそうでない人をくらべたところ、明らかに不安やうつ症状が改善したのです。もちろん不眠症にも効果があります。薬を服用して寝るより格段に健康的な方法です。不眠症で悩んでいるのならまず瞑想をおすすめします。 精神的なものだけではありません。血圧を下げたり、免疫機能をたかめたりすることもわかっています。詳しいメカニズムはわかっていませんが、最近の脳画像研究では瞑想を普段おこなっている人はそうでない人にくらべ、右脳の血流がよくなっているとの研究があります。これはアメリカのハーバード大学の研究者がチベット仏教のお坊さんの協力を得て行ったものです。チベット仏教の長ダライ・ラマさんは非常に科学の研究に協力的であるため、弟子たちを派遣したのです。研究ではまた右脳の血流量が高いほど免疫機能も高くなっているとの結果も出ました。 瞑想を行っていると頭のなかに実にさまざまなことが浮かんできます。昼間あった嫌なこと、心配なことなどが次々と浮かんできます。しかし時間がたつにつれてこれらのことはいつしか気にならなくなります。不思議ですね。瞑想を終えたときはそのため非常にすっきりした状態となり、前向きな気持ちになります。日ごろ私たちはいかに悩んだり心配したりすることに時間とエネルギーを使っていたのかとつくづく思います。 早速皆さんも瞑想を始めてみてください。継続すればきっと効果があること間違いありません。 堀江賢治
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