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エキナセア今回からサプリメントの各論にはいるのですが、TVの情報番組での捏造問題などでサプリメントに不信感を感じてる人もいるのではないでしょうか? 普段から納豆を毎朝食べている人が「そんなにダイエットに効くなら、とっくに自分は痩せている!」と、納豆がしばらく手に入らず怒っているのも耳にします。 落ち着いて考えてみると、そんなに毎週毎週、数年もの間新しい健康食品や健康法が沸いて出るなら、医学はもっと画期的な進歩を見せているはずです。TVという媒体は映像や音を伴うため、活字で見るよりも強いインパクトを与えます。皆さんは、情報に踊らされることなく、あまたある情報の中から正しいものを選び取る眼を養っていただきたいと思います。 少なくとも、TVで紹介されるほどの情報になれば、必ずそれについて書かれた書籍や論文などが存在しますし、それをインターネットで検索することもさほど難しいことではありません。自分の目で確かめること、そして、一度「自分」というフィルターを通してよく考えてみること。そうすることによって、マスメディアに踊らされることは格段に減りますし、脳の運動にもなります。 健康な体と、いつまでもさび付かない脳を手に入れられるか否かは、あなた自身の行動にかかっているのです。 ナットウキナーゼはダイエット効果はありませんが、他に、ちゃんと体にいい効果が認められています。そのことについては、後日詳しくお話しすることとしましょう。 今回のお題は〈エキナセア〉です。 学名:Echinacea purpurea 科名:キク科 別名:パープルコーンフラワー コーンといっても、トウモロコシのことではありません。松笠や円錐状のものをさすconeです。 花芯が松笠に似ているため、こう呼ばれています。 和名は紫馬簾菊(ムラサキバレンギク) 垂れ下がった舌状花が馬簾――火消しの纏の飾り――に似ているため名付けられました。 原産地:北米 目的:オプショナル・サプリメント 有効成分:アルキルアミド、エキナコサイド、ストアイン酸、カフェイン酸、エキナシン、アラビノ ガラクタンなど ・エキナシン 免疫機能を向上させます。 ・エキナコサイド、ストアイン酸、カフェイン酸。 ポリフェノールです。 ・アラビノガラクタン アラビノースとガラクトースから成る、水溶性の植物繊維です。腸内の善玉菌を増やし、悪玉コレス テロールの吸収を阻害してくれます。繊維質ですので、便秘にも効果があります。その他、保湿作用、 免疫向上作用があります。 効果:免疫力向上で知られているサプリですが、抗菌作用、抗バクテリア作用、抗ウィルス作用、抗 炎症作用などがあることもわかってきました。風邪や気管支炎、これからの季節は花粉症にもお 勧めのサプリです。ドイツでは医薬品として、風邪やインフルエンザの予防の他、頭痛、喉の痛 みなどにも処方されています。 作用機序:エキナセアは上記のように免疫向上に携わる成分が複数含まれています。 体内に侵入した異物や病原菌を食べてくれる好中球やマクロファージを活性化したり、マクロファージでは手に負えないときに産生されるインターロイキンやインターフェロンといった、サイトカインの産生を促進します。それと共に、NK細胞も活性化されます。 このような作用により、免疫力が向上するのです。 注意点:免疫抑制作用のあるシクロスポリンなどの医薬品との併用は避けてください。 結核、白血病、膠原病、HIV感染、自己免疫疾患などの疾患がある方は、免疫不全を起こす恐れがありますので使用しないでください。 長期使用すると肝毒性の可能性がありますので、メトトキサレート、アミオダロンなどの薬品との併用は避けてください。 キク科アレルギーの方は使用しないでください。 妊婦・授乳中の方は医師に相談してから使用してください。 エキナセアは耐寒性の多年草です。学名のEchinaceaは「ハリネズミ」という意味。花芯が特徴的な堅い鱗片状であることがハリネズミを連想させたのでしょう。6月から8月にかけて、薄紫の花を咲かせます。 〈エキナセアの歴史〉 ネイティブアメリカンに昔からメディカルハーブとして用いられてきました。スー族の人々は根茎を咳止めや化膿止めに使っており、その用途も火傷、虫さされ、歯痛、筋肉痛の際には外用、胃痛、咳、麻疹、ガラガラヘビに噛まれたときの解毒には内用と使い分けられていたようです。 西洋医学に用いられるようになったのは1840年代からで、ハーブの中でもエキナセアは多用されてきましたが、抗生物質の台頭により、ハーブは西洋医学からしばし、締め出しを食らう羽目になってしまいます。 しかし、1930年代、ドイツの製薬会社がエキナセアの濃縮エキスを風邪の諸症状緩和の薬「エキナシン」として発売し、再びエキナセアは陽の目を見ることとなりました。 その後、ヨーロッパではエキナセアはポピュラーなメディカルハーブとしての地位を確立し、原産地である北米への逆輸入現象も起きました。今ではアメリカでもエキナセアは定番になっています。 〈続く〉 真宮里沙
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