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薬の剤形について3 内服薬 散剤編【散剤】 いわゆる粉薬です。1種類または2種以上の粉末を混ぜ合わせたもの。最初から分包された物を使う場合と、処方箋の指示に従って調剤薬局で混合・分包する場合があります。 〈散剤の種類〉 ・粉剤 昔ながらの粉薬です。 ・顆粒剤 粉剤よりも粒が大きくなります。コーティングして苦みやにおいを押さえたりして飲みやすくしているものも多いのですが、逆に粒が大きいため、歯にはさまってしまうことも。 うっかり噛んでしまうと、コーティングの中の味が出てしまいますので注意してください。 粉剤とは大きさが違うので、均一に混合することはできません。粉剤と一緒に調剤するときは、2度に分けて調剤します。 ・細粒剤 顆粒剤よりも粒が小さく、粉剤との混合も可能です。 ・ドライシロップ 甘みをつけた顆粒剤の一種で、主に小児用に使われています。水に溶ける加工をしてありますので、他の液剤と一緒に溶かして調剤する場合もあります。 〈散剤の特徴〉 メリット:個人の病状・体格に合わせて処方することができます。 細かな量の加減も簡単にできる。 カプセルや錠剤に比べ、早い効果が期待できます。 固形物を飲み込みにくい人でも飲むことができます デメリット:湿気やすく、長期保存に向きません。 持ち運びが不便な場合があります。 味が悪く、飲みにくい場合があります(特に、漢方など) 調剤薬局で分包された物は、患者さんが見ても、中に何が入っているのか見分けがつかなくなります。 〈散剤の飲み方〉 ・コップ1杯の水かぬるま湯で飲んでください。 ・散剤の難点「飲みにくい」。何で錠剤で出してくれないんだろうと、思わず恨めしく思うことってありますよね。むせてしまったり、まずかったりと、とかく散剤は飲みにくいものです。そういうときは、オブラート。ささっとくるんで、上部をねじって、水と一緒に飲み込んでしまいましょう。オブラートはすぐに溶けてしまいますので、即効性が損なわれることもありません。 「でも、量が多いから、かえってその方が飲みにくいよ!」 はい、そういうこともありますよね。何度もわけて飲む方法もありますが、それって何だか面倒でわずらわしい――そんなあなたに、むせにくく、できるだけ味を感じないように(全く、というのはちょっと無理かもしれませんが)方法をお教えします。 1)まず、少量の水を口に含みます。 2)次に、口の中の水の上に浮かぶように、散剤を口に入れます。 3)時間をおかず、多めの水で、口の中の散剤を一緒に飲み込みます。 この方法だと、最初の少量の水のおかげで散剤が少しふやけてむせにくくなりますし、直接舌の上に散剤を乗せずに済みますから、味も感じにくくなるというわけです。散剤が苦手な方は、是非おためし下さい。 ・オブラートに包むと効果が落ちる薬があります。それは「苦味健胃薬」――昔ながらの、にがーい胃薬です。実は! これ、苦いのも効果のうちだったりするから驚きです。 苦みや独特のにおいを感じさせることによって、反射的に胃液の分泌を促し、食欲増進させてくれる働きがあるんです。 「良薬は口に苦し」というのは、ここからきてるわけです。 市販の液体胃薬も苦い物がよくありますよね? これも同じ効果を期待して苦いままにしてあるのです。苦い胃薬が出たときは、それも効果の内とあきらめて、オブラートに包まず、潔く飲んでしまいましょう。 ・小さなお子さんにも散剤が出ることがあります。 「子供に粉薬? うちの子には無理だわ」 心配になってしまうこともありますよね。そんなときは次の方法を試してみてください。 ☆砂糖水で散剤を練り、頬の内側に塗りつける ☆アイスクリーム、ヨーグルトに混ぜる ミルクに混ぜると、ミルクを嫌いになってしまう場合があるので気をつけてください。 ドライシロップの中には、水に溶かすと苦みが出るものがあります。 ・上の方法を試してみたけど駄目だった方は、医師に相談してみてください。他の剤形でも問題ない場合・同じ効果の違う薬がある場合は剤形を変えてくれます。その時は、薬局の方にも一言いっておくと、次から散剤が出たときに薬剤師が病院に問い合わせてくれます。こんなとき、かかりつけ薬局を決めておくと、いくつかの病院を使い分けてるときでも、薬剤師は薬歴を見て対処してくれるので安心ですね。
〈続く〉 真宮里沙 |
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